フィギュアスケート団体戦の最大の特徴は、ジャッジが付けた技術点(TES)や演技構成点(PCS)の絶対値ではなく、「種目ごとの順位に応じた順位点(ポイント)」を積み上げて勝敗を決める点にあります。
オリンピックの場合、予選となるショートプログラム(ペア・シングル)およびリズムダンス(アイスダンス)には出場10カ国が参加します。各カテゴリーの順位に応じて以下のポイントが付与されます。
- 1位:10ポイント
- 2位:9ポイント
- 3位:8ポイント
- 4位:7ポイント
- 5位:6ポイント(以下、最下位の10位=1ポイントまで1点刻み)
前半のショート/リズムダンス4種目が終了した段階で合計ポイントを集計し、上位5カ国のみが決勝(フリープログラム/フリーダンス)へ進出します。下位5カ国はその時点で敗退となり、メダル争いは後半の4種目を滑る上位5チームに絞られます。決勝でも同様に1位=10点〜5位=6点が与えられ、予選と決勝の全8セッションで獲得した総合ポイントが最も高いチームが優勝となります。
合計ポイントが同点で並んだ場合は、厳格なタイブレーク規定(順位決定方法)が適用されます。同点チーム間で「各種目の獲得順位が高い種目の数」「上位2種目の合計得点(スコア)」などを段階的に比較し、最終順位を確定します。この仕組みがあるため、たとえたった1つの種目で順位が1つ上下するだけでも、メダルの色が瞬時に塗り替わるスリリングな展開が生まれます。