辞書的な定義において、アイコン意味は大きく2つに分類されます。1つは「コンピューターやスマートフォンなどの画面上で、機能やファイルの内容を視覚的に表現した小さな図形や記号」。もう1つは「憧れや崇拝の対象、あるいは時代や文化を象徴する人物や事象」です。
この言葉のルーツを辿ると、ギリシャ語の「エイコーン(eikon=似姿・像)」に行き着きます。東方正教会で祈りの対象として描かれた聖画像「イコン語源」が英語化したものであり、神聖な存在を目に見える形へと凝縮した図像が本来の出発点でした。
この宗教的記号がデジタルの世界へ持ち込まれたのは1970年代のことです。米国のゼロックス・パロアルト研究所(PARC)が、初心者でも直感的にコンピューターを操作できるようにと開発した「GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)」の中で、画面上のファイルやゴミ箱を図記号で表現したのが始まりでした。その後、1984年に登場したAppleのMacintoshがこの概念を一般に普及させ、私たちが今日当たり前に利用しているデスクトップアイコンの原型が世界中へと定着しました。
さらにWeb技術の発展に伴い、ブラウザのタブやブックマーク一覧に表示される微小なシンボルである「ファビコンとは何か」というWeb制作の標準概念も生まれ、視覚伝達の最小単位としてアイコンはデジタル空間全体を支え続けています。