コムズの失脚に伴い、世界のエンタメ界に激震を走らせているのが、かつて彼が主催していた超豪華イベント「ホワイトパーティー」をめぐる疑惑です。1990年代後半から2000年代にかけてハンプトンズやビバリーヒルズの豪邸で開催されたこのパーティーは、全身白のドレスコードを義務付けられ、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ロペス、ビヨンセ、ジェイ・Zなど、文字通り世界のトップセレブや政財界の重鎮が集う「富と名声の象徴」でした。
しかし、捜査の進展とともに現地メディアが注目したのは、夕方の華やかなレセプションが終わった後に開かれていたとされる「アフターパーティー」の実態です。関係者の証言によると、一般のゲストやメディアが退場した深夜以降、選ばれた内輪のメンバーだけで非公開の集会が行われ、そこでは薬物の乱用や過激な行為が常態化していたと報じられています。これを受け、かつてのホワイトパーティー参加者リストがネット上で再検証され、多くのセレブたちがコムズとの関わりを否定したり沈黙を守ったりするなど、ハリウッド全体が疑心暗鬼に包まれる事態に発展しました。
中でもSNSを中心に大きな議論を巻き起こしたのが、ショーン・コムズとジャスティン・ビーバーの過去の関係性です。ジャスティンがわずか15歳で彗星のごとくデビューした当時、コムズが指導役を買って出て「彼と48時間一緒に過ごすが、そこで何をするかは一切明かせない」と不気味に語る当時の特番インタビュー動画がネット上で拡散されました。無邪気に見えた若き日のジャスティンが、コムズの強大な影響力のもとで何らかの搾取やグルーミング(手なずけ)に晒されていたのではないかという懸念が、ファンコミュニティを中心に噴出しています。
ジャスティン本人は逮捕劇以降、公式なコメントを避けて距離を置いていますが、当時の映像で見せた表情の強張りや、後にリリースされた楽曲『Lonely』に込められた苦悩の歌詞を重ね合わせ、「エンタメ業界の闇の犠牲者だったのではないか」と同情と真相究明を求める声が根強く存在しています。