石破氏は過去のインタビューや著書の中で、自身の家庭や子育てについて多くを語ってこなかった。しかし、数少ない発言を繋ぎ合わせると、徹底して「普通の感覚」を重視する父親としての姿が浮かび上がる。
「子どもを自分の政治活動に巻き込みたくない」という思いは一貫していたようだ。選挙戦の際にも、家族を壇上に上げて有権者にアピールするような演出を極力避けてきた。特権階級として育てるのではなく、一人の自立した市民として育てる。この冷徹とも言える合理的な子育て論が、結果として娘たちの高い自立心を育むことになったのだろう。