さらに、クラシック音楽の領域で世界的な評価を揺るぎないものにしているのがピアニストの辻井伸行だ。指先から溢れ出る透明感あふれる音色は、国境や言語の壁を軽々と飛び越え、世界中のホールを感動の渦に巻き込んできた。完璧な技術を超えたその純粋な音楽体験は、聴く者の心を震わせる強靭な強度を持っている。
そして勝負の世界で異彩を放つのが、モータースポーツの最高峰F1で日本人離れしたオーバーテイクを見せつけたレーサーの小林可夢偉だ。命を懸けた極限状態での判断力と圧倒的な度胸は、まさに天才の領域。音の世界で戦う表現者たちと、スピードの極限に挑むレーサー。ジャンルこそ違えど、9月13日生まれ特有の「瞬間への全集中力」が双方に強く息づいている。