数々のスキャンダルを経て、布袋寅泰は2006年に自伝『秘密』を上梓しました。そこには、ロックミュージシャンとしての栄光と挫折だけでなく、自身の女性関係や内面に抱えていた闇が偽りなく記されています。
書籍のなかで布袋は、山下久美子との破局に至るプロセス、今井美樹への激しい恋情、そして自己の身勝手さから引き起こした数々の過ちを詳細に回顧しています。特に自身の浮気癖や感情のコントロールに苦しんでいた時期の心理描写は極めて生々しく、世間に対して自身の非を認める懺悔のような内容となっていました。
スキャンダルから逃げずに活字として公表した姿勢は、一部読者からは「あまりに身勝手」との厳しい批判を受けたものの、同時に自身の弱さを曝け出した表現者としての覚悟としても受け止められ、大きな反響を呼びました。