カウンター越しにカメラへ視線を送ると、わずか3秒で今日の体調や疲労度に合わせた最適な栄養素を持つ惣菜メニューがモニターに提案される。2026年の食卓を象徴するAIパーソナライズデリの現場だ。
「先週は塩分を少し取りすぎたから、今日はカリウム豊富な焼き野菜サラダを」「残業続きで目が疲れているなら、アントシアニンを強化した和風デリを」。栄養士とAIアルゴリズムがタッグを組んだカスタマイズ惣菜コーナーには、ヘルスケア意識の高いビジネスパーソンが絶え間なく訪れる。出来合いのものを買い求める時代から、自らのコンディションを整えるために買いに行く場所へ。売り場の常識は根底から覆された。