インターネット黎明期から2010年代にかけては、芸能人の出自を暴き立てて攻撃材料にするような差別的な書き込みや偏見が目立つ時期もありました。しかし、情報リテラシーの向上とともに、ユーザーの受け止め方は大きく変化しています。
現在では、自らのルーツを率直に語るタレントに対して「自らの生い立ちを隠さず発信していて誠実」「多様なバックグラウンドが表現の深みにつながっている」と、ポジティブに評価する声が主流となっています。
さらに、K-POPの世界的浸透や日韓共同のオーディション番組、グローバル配信ドラマの普及により、エンターテインメントにおける国境のボーダーレス化が急速に進んでいます。ルーツや国籍を問うこと自体が前時代的なものとなり、「一人の表現者としてどれだけ人の心を動かせるか」という本質的な魅力にスポットライトが当てられる時代へと成熟しています。