芸能界における学会員を語るうえで欠かせないのが「創価学会芸術部」の存在だ。1960年代、当時の池田大作会長の主導によって設立されたこの組織は、俳優、歌手、お笑い芸人、音楽家、裏方のスタッフに至るまで、エンターテインメントに携わる信者を束ねる専門部署として機能してきた。
かつて映画『人間革命』の製作・上映運動などで見られたように、宗教法人としてのメッセージを広く社会へ浸透させる際、表現者たちの影響力は極めて強力な武器となった。日本の芸能界という特殊な村社会において、芸術部は単なる信仰の集まりを超え、一種の強力な互助会・キャスティング網として機能した側面は否定できない。無名時代の精神的支えや仕事の斡旋など、強固な結束が生み出すメリットは計り知れなかった。