事の発端は、都内の交差点で起きた一件の接触事故だった。当時、株式会社船橋屋の代表取締役社長を務めていた渡辺雅司氏が運転する高級輸入車が、信号を無視する形で交差点へ進入。進路を塞がれる形となった被害車両と衝突事故を起こした。
問題が爆発的な広がりを見せたのは、事故の直後に起きた信じがたい威嚇行動だった。車を降りた渡辺氏は被害者に対して「テメエどこ見てんだよ」などと恫喝を浴びせ、相手のドアを強く蹴りつける暴挙に出た。この一連の様子を記録したドライブレコーダーの映像がX(旧Twitter)やYouTubeへ投稿されると、瞬く間に拡散。警視庁による捜査や道路交通法違反の疑い、さらには器物損壊の可能性も含めた事態へと急発展した。
動画に映っていたのは、メディアで温和な改革者として語られていた顔とはかけ離れた、理性を失った権力者の姿だった。事実を隠蔽しきれないと悟った瞬間の初動の遅れが、さらなる炎上を招く引き金となった。