さらに深いレベルでは、乳酸菌と全身の免疫システムとの関係性が挙げられる。私たちの腸内には無数の細菌が生息し、複雑な腸内フローラを形成している。近年の研究では、腸と呼吸器が免疫系を介して密接に連携する「腸–肺相関」のメカニズムが解明されつつある。
アサヒ飲料株式会社が進める研究の中でも、特定の乳酸菌株が持つ免疫調節機能は高く評価されている。とりわけ、抗アレルギー作用や粘膜バリアのサポートで知られるL-92乳酸菌などは、体内の免疫バランスを整える成分として長年注目を集めてきた。腸内フローラが改善されることで、結果として鼻腔や喉などの粘膜全体の過剰反応が抑制されるという経路は、科学的にも極めて興味深い。