オーストラリア出身でありながら、今やアメリカ映画界のパワーバランスそのものを握るマーゴット・ロビー。彼女の真の凄みは、卓越したスクリーンの魅力だけでなく、卓越したビジネスセンスにある。自身の制作会社「ラッキーチャップ」を通じて送り出す企画は、どれも批評的な称賛と巨額の商業的成功を同時に叩き出す。
旧態依然としたハリウッド映画産業のシステムに対し、彼女は鋭い批評眼を持ったオリジナル企画で風穴を開けてきた。Netflixなどのメガプラットフォームとの水面下の攻防においても、主導権を渡さないタフな交渉力で知られる。スタジオの重役たちが今もっともその動向を注視するキーパーソンだ。