体育館の重い扉を開けると、激しいシューズの摩擦音と鋭いホイッスルの音が耳を打つ。高校バスケットボールの歴史において、「北陸」の名は特別な重みを持つ。全国高等学校総合体育大会(インターハイ)での幾度もの優勝、そして冬の東京を熱狂させる全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)での数々の激闘。彼らが刻んできた足跡は、日本の高校スポーツ史そのものと言っても過言ではない。
現在ではバスケットLIVEの配信やスポーツナビの速報を通じて、全国のファンがその一挙手一投足に注目する。北陸のプレースタイルは、伝統的に強固なディフェンスと、そこから繰り出される電光石火のファストブレイクだ。どんな体格差があろうとも怯まず、全員が泥臭くルーズボールに飛び込む。派手なダンクシュートの裏にある、徹底された基本動作の反復練習。そのストイックなまでの姿勢が、全国の頂点を知る名門のプライドを支えている。