社会現象を巻き起こしたフジテレビの金字塔的恋愛ドラマ『silent』。主演を務めた目黒蓮と川口春奈の切なくも美しい手話による対話は、多くの視聴者の胸を締め付けた。画面越しに伝わる指先の震えや視線の交わし合いが、「言葉を届ける」ことの真価を力強く突きつけたからだ。
この潮流は一過性のブームにとどまらない。アニメ『ゆびさきと恋々』など、聴覚障害や手話をモチーフにした作品が相次いでヒットを記録。エンタメ作品を通じて手話に関心を持つ層が急増し、若者たちの間で「手話を学び、使ってみたい」という自然な意欲が芽生えている。