世間を驚かせた小雪さんと松山ケンイチさんのライフスタイルの転換。その拠点は、広大な自然が広がる北海道の農村エリアにあります。年の半分以上を北の大地で過ごし、仕事がある時期や冬場の一部に東京へ滞在する「デュアルライフ(二拠点生活)」というスタイルを完全に定着させました。
移住を決意した最大の理由は、「生きる原点を五感で体験させたい」という親としての強い思いでした。スーパーに並ぶ切り分けられた肉やパック入りの野菜だけを見て育つのではなく、種をまき、水をやり、天候と向き合いながら収穫する喜びを知ること。そして命をいただく尊さを実感させるため、あえて都会の利便性を手放す決断を下しました。
その自給自足生活は生半可なものではありません。広大な敷地の畑で無農薬のトマトや大根、白菜などを育て、冬に備えて味噌や醤油などの調味料、瓶詰めのトマトジュースを何百本も手作りしています。松山ケンイチさんが仕留めたジビエ(鹿肉など)を家族で調理し、余すところなく命をいただくなど、地に足のついたサステナブルな暮らしを徹底しています。