飼育者の間で頻繁に議論されるのが、「金魚の赤斑病は他の魚にうつるのか」という疑問です。結論から言えば、白点虫のような外部寄生虫とは異なり、健康な金魚へ直接病原菌が飛び火して感染するわけではありません。エロモナス菌自体はどの水槽にも常に存在しているからです。
しかし、「1匹が赤斑病を発症した水槽環境」は、すでに水質悪化やろ過不全、病原菌密度の爆発的増加が起きている危険信号です。放置すれば同居魚も次々に免疫を破られ、連鎖的に発症します。同居魚の全滅を防ぐため、本水槽側には以下の対策を即座に講じてください。
- 底砂の重点的なプロホース清掃:エロモナス菌の温床となる底床内のスラッジ(有機沈殿物)を排出し、全体の1/3〜1/2の換水を実施する。
- フィルターろ材の飼育水洗浄:目詰まりを解消し、好気性バクテリアの活性を取り戻す(水道水で洗うと有益なバクテリアが死滅するため厳禁)。
- 残された同居魚の経過観察:本水槽の魚には無用な投薬を行わず、絶食または給餌量を半減させて2〜3日は静観する。