一部の自治体(北海道美深町や大分県国東市など)や私立高校では、18歳を対象とした式典を実施した事例もあります。18歳での開催には独自の利点がある一方で、運用上の高いハードルも浮き彫りになっています。
18歳成人式の主なメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 「新成人」になった直後に祝うため、当事者の自覚が芽生えやすい
- 高校在学中または卒業直後であれば、同級生が全国へ散り散りになる前に集まりやすい
- 地元を離れる前に地域の魅力を再認識する機会になる
一方で、18歳成人式のデメリットは極めて深刻です。最大の課題は18歳成人式の出席率の低下です。受験直前の高校生が出席を断念せざるを得ないケースが相次ぎ、記念行事としての公平性が損なわれる恐れがあります。また、18歳当事者を対象にアンケートを実施した多くの自治体において、7割〜8割以上が「20歳での開催」を希望したというデータも、20歳維持の後押しとなっています。