アブの強烈な炎症やかゆみに対して、一般的な蚊用のマイルドな虫刺され薬(抗ヒスタミン薬単体や弱めの清涼剤)では太刀打ちできません。炎症を素早く力強く鎮火させるためには、充分な強さを持つステロイド外用薬を選択することが不可欠です。
市販薬(OTC医薬品)におけるステロイド成分は強さに応じてランク分けされています。アブの被害には以下のランク・成分が配合された製品を選ぶのがベストです。
1. 「ストロング(強い)」〜「ミディアム(中程度)」ランクのステロイド薬
市販薬として購入できる最高ランクである「フルオシノロンアセトニド」(例:フルコートf)や、アンテドラッグ型ステロイドである「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)」(例:ムヒアルファEX、ウナコーワエースG)、「ベタメタゾン吉草酸エステル」(例:ベトネベートN軟膏AS)が極めて有効です。
2. 化膿止めの抗生物質が配合された複合タイプ
すでに患部を掻いてしまって傷口がジクジクしている場合や、水ぶくれが破れて細菌感染が疑われる場合は、抗生物質(フラジオマイシン硫酸塩など)が配合されたステロイド軟膏を選ぶと二次感染を予防できます。
3. 塗り薬の正しい使用法
すり込むように薄く伸ばすのではなく、患部の上に少し厚みを持たせるようにチョンと乗せるのが効果的です。患部が擦れる場所なら、薬を塗った上にガーゼや絆創膏を軽く貼って保護し、物理的な刺激を遮断しましょう。