世界中で大きな話題となったのが、任天堂の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』におけるテリー・ボガード参戦時の出来事です。餓狼伝説の背景ステージには多数のSNKキャラクターがゲスト出演したものの、舞の姿だけが見当たりませんでした。
ディレクターの桜井政博氏が番組内で明かした「スマブラは良い子のCERO A(全年齢対象)なので出せない」という趣旨のコメントは、瞬く間にネット上で拡散され大きなトレンドとなりました。日本のレーティング機構(CERO)における審査基準は非常に厳格であり、舞の通常衣装の露出度をそのまま全年齢向けタイトルに登場させることは困難を極めたためです。
家庭用ゲームや移植作では、対象年齢やプラットフォームに応じてKOFのコスチューム変更やインナーの追加といった修正が施されるケースが珍しくありません。しかし、中途半端なデザイン変更でキャラクターのオリジナリティを損なうことを避け、あえて登場を見送る判断が下された背景には、キャラクターへのリスペクトとレーティング基準遵守の両立という開発側の苦渋の決断がありました。