大人の肌トラブルにおいて、見逃せないのが内分泌系のシグナルだ。仕事のプレッシャーや睡眠不足に晒されると、副腎皮質からコルチゾールや男性ホルモン(アンドロゲン)が分泌される。これが顎周りの皮脂腺を刺激し、皮脂分泌を促すとともに角質を肥厚させる。特に月経前になるとプロゲステロンの増加によって肌の防御力が下がり、一気に炎症が悪化するケースが後を絶たない。
さらに日常の無意識な行動が拍車をかける。デスクワーク中の頬杖、首元まで覆うタートルネックやマフラーの摩擦、スマートフォン画面の接触、そして無意識に手で触る癖。これら微小な物理的刺激が、毛穴の角化を加速させる。知らず知らずのうちに自らの手で炎症の火種を撒いているのだ。