インターネット上の掲示板やSNSでは、「ローコストハウスメーカーは手抜き工事をしているのではないか」「欠陥住宅が多い」といった極端な噂が飛び交うことがあります。しかし、この言説は半分誤りで、半分は業界の構造的な仕組みに起因する誤解です。
大半のローコストビルダーが安さを実現できている真の理由は、手抜き工事ではなく「徹底的な業務の工業化・標準化」にあります。部材の一括大量仕入れ、現場監督1人あたりの担当件数の最大化、モデルハウスの不保持、営業マンの人件費削減など、徹底したコストダウン努力の結果です。
ただし、利用者が注意すべき決定的な盲点は「アフターサポートと保証の手厚さの違い」にあります。大手ハウスメーカーが30年〜60年の長期保証や手厚い定期点検を売りにする一方、超ローコスト住宅では法律で義務付けられた10年間の瑕疵担保責任保険のみに留まるケースが一般的です。不具合が生じた際の駆けつけ対応や定期巡回のスピード感において、大手と同等のサービスを期待するとギャップを感じることになります。