洗濯機かさ上げ台は必要?後悔した声の真相とドラム式・賃貸の選び方

洗濯機かさ上げ台は必要?後悔した声の真相とドラム式・賃貸の選び方

洗濯機かさ上げ台は必要?後悔した声の真相とドラム式・賃貸の選び方の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

デメリットや危険性があるにもかかわらず、なぜ住宅の現場や設備業者、プロのクリーニング業者はかさ上げ台の設置を推奨するのでしょうか。そこには日々の掃除のしやすさを超えた、建物の保全に関わる実利が存在します。

最大の理由は、洗濯機の排水ホースの自然な勾配確保と内部洗浄のしやすさです。フラットな防水パンに大型洗濯機を直置きすると、排水ホースが本体の底板と床に押しつぶされ、排水経路が潰れて「排水エラー(C02エラー等)」が頻発します。さらに、ホース内に糸くずや洗剤カス、皮脂汚れが滞留してヘドロ状のバイオフィルムを形成し、洗面所全体に下水臭が逆流する大きな原因となります。約6〜10cmのかさ上げを行うことで、排水ホースが滑らかな下り勾配を維持でき、汚れの滞留を防止できます。

また、分譲・賃貸マンションで年に1〜2回実施される「定期排水管高圧洗浄」の作業効率も決定的に変わります。かさ上げされていない状態では、作業員の手や洗浄ノズルが防水パンの排水トラップに届かず、「作業不可」としてスキップされてしまう事例が頻発しています。排水管洗浄が滞ると将来的な共用部配管の詰まりリスクが高まるため、管理会社や水道工事業者の間では「かさ上げ台の設置は住戸の基本インフラ」とさえ位置づけられています。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。