宮ヶ瀬湖に架かる宮ヶ瀬湖 虹の大橋の歩道には、人の背丈を優に超える約2.5メートルの金属製フェンスが隙間なく設置されています。上部が内側に鋭く湾曲したこの構造は、景観保護を最優先する一般的な観光道路の橋梁では極めて異例の仕様です。
この虹の大橋 フェンス 理由の核心にあるのは、過去に多発した飛び降り事故という痛ましい歴史です。橋が完成した1985年当時、宮ヶ瀬ダムはまだ本格的な湛水(たんすい)前であり、谷底までは約100メートル近い目も眩むような高低差がありました。2000年のダム本格運用開始によって湖面が上昇した後も、湖面までの高さは約30メートルから40メートルを維持しており、転落すれば生存は極めて困難な環境でした。
1990年代半ばから2000年代初頭にかけて、首都圏からのアクセスの良さと深夜の静けさが災いし、悲しい選択をする場所として名前が広まってしまいました。地元警察や清川村、神奈川県厚木土木事務所には住民からの切実な声が寄せられ、自治体は抜本的な対策を迫られることになります。その結果、2000年代初頭に導入されたのが、よじ登りを物理的に遮断する虹の大橋 飛び降り防止柵でした。このフェンスの設置以降、突発的な事故件数は激減し、物理的障壁が持つ極めて高い抑止効果が実証されています。