ヤバイTシャツ屋さんの歩みを語る上で欠かせないのが、母校である大阪芸術大学の存在です。3人は同じ軽音サークルに所属していましたが、最初からプロを目指して結成されたわけではありませんでした。
2012年、当時大学2年生だったこやまが中心となり「とにかく楽しく騒げるバンド」として結成。しかし、初期はメンバーの就職活動やサークル内での活動休止などを経て、2013年10月に現在の3人体制で本格的に再始動しました。「ヤバイTシャツ屋さん」という風変わりなバンド名は、こやまが先輩の放った「今度、ヤバイTシャツ屋さん屋さんに行こうや」という謎の言葉の響きにインスピレーションを受けて名付けられたことが、当時の特番インタビュー等で語られています。
彼らの最大の強みは、「大学の先輩・後輩としての適度なリスペクト」と「ビジネスパートナーとしての冷徹なプロ意識」が高度に共存している点にあります。音楽社会学や人間関係論の観点からも、学生ノリの楽しさを維持しつつ、お互いのプライベートに過剰に干渉しない「健全な心理的バウンダリー(境界線)」が保たれているからこそ、長期にわたってメンバーチェンジもなく安定した創作活動を継続できていると言えます。