テキストを何時間も眺め直す「受動的な勉強」は、学習者に偽りの安心感を与えるだけだ。脳が真に知識を刻み込むのは、頭の中から懸命に記憶を引っ張り出すアクティブリコール (Active Recall) の最中にほかならない。
Ankiのような暗記カードアプリも有効だが、付箋には「視界へ不意に飛び込んでくる強制力」がある。たとえば、25分の作業と5分の休息を繰り返すポモドーロ・テクニックを導入してみよう。休憩に入る直前の30秒間、視界に入った付箋の問いに対してノータイムで解答を脳内再生する。負荷のかかる瞬間を意図的に作り出すことで、神経細胞のシナプス結合は強固になる。