SNSや気象写真の投稿で「虹の色の並びが逆になっている!」と話題になることがあります。これは撮影ミスや加工ではなく、大気光学現象として実在する二重虹順番逆の現象(ダブルレインボー)です。
強い雨雲の去り際などに主虹の外側にうっすらと現れる2番目の虹を「副虹(ふくこう)」と呼びます。通常の主虹は水滴の中で光が「1回反射」して出てきますが、副虹は水滴の中で光が「2回反射」します。反射が1回増えることで光の上下関係が反転し、副虹では「外側が紫、内側が赤」と色の順番が完全に逆転します。
また、日本のSNSなどで定期的に議論される「藍色ってどんな色なのか分かりにくい」という疑問も、極めて自然な感覚です。現代の日本語において「藍」は日常的な基本色彩語ではなく、ジーンズのインディゴブルーや伝統染色の文脈でしか意識されません。現代人がパッと見て「青と紫の間」を直感的に識別しにくいのは、視覚の衰えではなく語彙体系の変遷によるものです。