新進気鋭のアニメーション制作スタジオMAPPAが送り出した『ユーリ!!! on ICE』は、フィギュアスケートという題材の緻密な描写で世界中を魅了した。そしてそのオープニング映像と楽曲の完璧なシナジーは、国内外のアニメーション業界に絶大なインパクトを与えた。
日本語の歌詞が主流だった当時のアニメソングシーンにおいて、全編英語詞のスタイリッシュな楽曲がOPに採用されたことは極めて異例だった。音楽産業のトレンドをいち早く捉えたこのアプローチは、海外の視聴者の心理的ハードルを一気に下げ、国境や言語の壁を軽々と飛び越えていった。アニメ制作のクオリティと音楽の洗練度が極限で融合した瞬間だった。