出会い喫茶を取り巻く環境が激変したのは、2000年代初頭から中盤にかけての法規制強化です。当初、出会い喫茶は「飲食店」としての営業許可のみで運営されており、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)の網の目を縫う形で急速に店舗網を拡大していました。
しかし、未成年者の立ち入りや売春防止法違反、援助交際の温床となっている実態がテレビ報道などで大々的に取り上げられると、警察庁および各都道府県警は本格的な取り締まりへと舵を切りました。東京都青少年の健全な育成に関する条例の改正や、風営法上の「店舗型電話異性紹介営業」および個室喫茶に対する規制新設により、アクアクラブを含む主要店舗は相次いで家宅捜索を受けます。
摘発の直接的な営業停止理由となったのは、年齢確認の不備(18歳未満の立ち入り見逃し)や、店側が売春の周旋・場所の提供に実質的に関与していた事実の発覚でした。経営陣の逮捕や度重なる営業停止処分を受け、かつて隆盛を誇った出会い喫茶業界全体が急速に衰退へと向かう決定打となったのです。