栃尾の油揚げの真価を引き出すのは、何と言っても「外側のクリスピーな香ばしさ」と「内部の大豆の甘みを含んだジューシーな水分」のコントラストです。厚みが3cm近くあるため、強火で一気に焼くと表面だけが焦げて中心部が冷たいままになり、逆に弱火すぎると水分が抜けすぎてパサパサになってしまいます。ここでは家庭で失敗しない2大調理法を検証します。
まず、栃尾の油揚げをフライパンでカリカリに焼く場合、油は一切引きません。油揚げ自身が持つ油分を利用し、コールドスタートまたは弱中火で片面をじっくり約4〜5分、返してもう片面を約3〜4分、蓋をせずに焼きます。フライ返しで軽く表面を押し付けながら焼くことで、均一に熱が伝わり、まるでお店で炭火焼きにしたような均一なキツネ色の焼き目が完成します。
次に、手軽に仕上げたい場合の栃尾の油揚げの焼き方(トースター編)です。トースター調理の極意は「事前の庫内予熱」と「高温短時間加熱」にあります。1000W〜1200W(約200〜220℃)に設定したトースターを2分ほど予熱し、くしゃくしゃにしてから伸ばしたアルミホイルの上に油揚げを乗せます。こうすることで余分な油が溝に落ち、底面が蒸れずに約6〜8分でムラなくカリッと香ばしく焼き上がります。