このセリフを取り巻く情報の中には、ファンの間で長年放置されている典型的な誤解や盲点が存在します。
最も多い誤解が、「アニメ『ドラゴンボール超』で全宇宙を救った英雄の17号が言ったセリフ」だと勘違いしているケースです。『ドラゴンボール超』の「宇宙サバイバル編」で大活躍し、家族思いで知的、かつ献身的なヒーローとして描かれた17号の姿から入った若い世代のファンが、過去の極悪非道なセリフを同一人物の言動として混同してしまう事象が散見されます。
また、ゲーム作品(『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズや『ドラゴンボール ゼノバース』など)におけるボイス演出によって、細かな言い回しが「もっと抵抗してくれよ、でないと面白くないじゃないか」「もっと抵抗してみせろよ」など、媒体ごとに微妙にブラッシュアップされている点も挙げられます。鳥山明氏が手がけた原作のコマ割りでは、極めて短いセリフと冷淡な視線のみで描かれており、過度な感情表現を排したミニマルな演出こそが、原作における真の凄みでした。