「早く水分を取りたいから」と、頭上でタオルを往復させて擦り合わせる行為は、紙やすりで濡れたシルクを擦っているようなものです。これがキューティクルの摩擦ダメージを生み、毛髪のツヤを奪うだけでなく、内部の間充物質(コルテックス)の流出を招く髪がパサつく原因となります。
日頃やりがちな洗髪後のNG習慣には、摩擦以外にも深刻なリスクが潜んでいます。多くの美容関係者が特に警鐘を鳴らすのが「タオルターバンを巻いたまま30分以上放置する行為」と「自然乾燥」です。頭皮を濡れたまま放置すると、常在菌であるマラセチア菌が異常繁殖してフケや強いニオイの原因になります。さらに自然乾燥のデメリットとして、毛髪の水分が蒸発する際に内部のうるおいまで一緒に奪い去る「過乾燥(オーバードライ)」を引き起こし、バサバサの広がり毛を定着させてしまいます。