ネット上の情報で最も警戒すべき盲点は、「銀紙(パーチメントアルミニウム箔)に包まれているから完全密閉されている」という思い込みです。市販の紙箱入りバターの多くは折りたたんで包装されているだけであり、気密シールは施されていません。時間の経過とともに微量な酸素が侵入し、緩やかな自動酸化が進行します。
また、バターをカットする際に使用したナイフに付着していたパンくずや手の常在菌、空気中の落下菌が切り口に付着することで、一度でも開封した製品は賞味期限の印字に関わらず急速に劣化へ向かいます。「賞味期限まであと半年あるから開封後も半年持つ」という認識は完全な誤りであり、開封後の実質的な安全枠は冷蔵で2〜3週間程度です。