ネオン煌めく東心斎橋の路地裏に位置する同店がこれほどまでに支持を集める背景には、日本向けに過度にアレンジされた韓国料理店とは一線を画す「徹底した現地感の追求」があります。店内へ一歩足を踏み入れると、ドラム缶テーブルを彷彿とさせる親しみやすいレイアウトと立ち上る芳醇な出汁の香りが広がり、まさにソウルや釜山の裏路地にあるポチャ(大衆居酒屋)へワープしたかのような錯覚を覚えます。
韓国式鶏料理どりどり 人気の理由を探っていくと、単なる内装の雰囲気作りにとどまらず、素材の鮮度と下処理に注がれる妥協なきクラフトマンシップに行き着きます。鶏肉特有の臭みを丹念に取り除き、部位ごとの弾力と旨みを引き出す仕込みの手間こそが、リピーターを惹きつけてやまない原動力です。仕事帰りのグループ客から感度の高い若年層、さらには在日コリアンの常連客までが肩を並べて鍋を囲む情景は、本場の食文化に対する深い敬意と信頼の証といえます。