リングを降りた後も、獣神サンダーライガーの現在は多忙を極めています。その活動の中心となっているのが、新日本プロレス中継(ワールドプロレスリングおよびNJPW WORLD)での獣神サンダーライガーの解説です。
ライガーの解説スタイルは、従来の型にはまったアナリストとは一線を画します。技の危険性や選手の心理状態を現場目線で的確に言語化する一方で、若手選手が生半可なファイトを見せれば「何やってんだ!もっと前に出ろ!」と本気で怒鳴りつけ、素晴らしい攻防には立ち上がって少年のように歓声を上げます。この飾らない熱量と厳しくも深い愛情が、目の肥えた現代のプロレスファンから「最も信頼できる実況席の重鎮」として熱烈な支持を集めています。
さらに、引退直前の2019年末にスタートした獣神サンダーライガーのYouTube公式チャンネル『獣神サンダー・ライガーチャンネル』は、2026年現在も登録者数23万人を突破し、安定した人気を誇ります。現役時代の裏話やレジェンドレスラーとのディープな対談動画はもちろんのこと、ライガーが趣味として長年極めている「怪獣フィギュアの造形・塗装」や「模型製作」、さらには自宅での豪快な料理風景など、リング上では決して見せなかった素顔のパーソナリティが満載です。
また、プライベートでは愛妻・典子さんをはじめとするご家族との福岡での暮らしを大切にしています。かつて巡業で家を空けがちだった激動の生活から一転、獣神サンダーライガーの嫁として長年陰から過酷なレスラー生活を支え続けてくれた妻との穏やかな時間を慈しむ姿は、YouTubeの端々からも滲み出ており、多くのファンを温かい気持ちにさせています。
そして2026年、アメリカのプロレス界の最高峰である獣神サンダーライガーのWWE殿堂(Hall of Fame)入りが発表されました。パンデミックの影響で式典への参加は翌年となりましたが、アメリカンプロレスにおけるクルーザー級の概念を根底から変革し、レイ・ミステリオやクリス・ジェリコ、エディ・ゲレロら世界的スターに決定的な影響を与えた功績が、海を越えて公式に称えられた瞬間でした。