この事件について検証する際、長年語り継がれる中で形成された「決定的な誤解」を正しておく必要があります。
現在でもネット上のライト層の間では、その語感のインパクトの強さから「大手ファストフードチェーンで異物が混入した事件」「ハンバーガー店員が調理場でおこなった悪質ないたずら」と勘違いしている人が少なくありません。実際、過去に発生したコンビニの冷凍ケースに入る写真投稿や、大手牛丼チェーンでの紅生姜直食い動画などの「飲食テロ」と同列に記憶しているケースが頻繁に見受けられます。
しかし前述の通り、食品や飲食店は一切関係ありません。この誤解が生まれた最大の原因は、掲示板のネットユーザーが面白半分で付けた下品な隠語が一人歩きし、まとめサイトの煽情的な見出しを通じて伝言ゲームのように歪められた点にあります。
事実は「一般市民の私生活を写したスナップ写真への侮蔑的な例え話」に過ぎず、実在するハンバーガー店に損害が生じたわけでも、衛生面での問題が起きたわけでもありません。ネットスラングの過激化が、事件の本質を覆い隠し、不気味な都市伝説へと改変させてしまった好例といえます。