「高校選びは出口で選べ」と言われますが、暁高校進学実績を読み解く際にも、コース別の内訳を精査する視点が欠かせません。公表される合格実績の総数だけを見ると、華々しい数字が並んでいるように映りますが、その中身には明確な濃淡があります。
直近の進学動向において、名古屋大学、三重大学、岐阜大学、名古屋工業大学などの国公立大学合格者は年間70名〜90名前後で推移しています。その大半を叩き出しているのは、中高一貫の「6年制SAC」と3年制の「Ⅱ類英進コース」の精鋭たちです。とりわけ三重大医学部医学科をはじめとする最難関医療系への進学は、中高一貫SACの長期カリキュラムの恩恵が大きいと関係者は口を揃えます。
私立大学に目を転じると、愛知・南山大学への合格者は毎年100名を超える規模を誇り、同地区トップクラスの強さを見せています。また、同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学といった関関同立や、明治大学、法政大学などのMARCHクラスへも堅実な合格者数を維持しています。ただし、ここで注意すべきは「指定校推薦枠」の行方です。
在校生の証言によると、「有名私立大の指定校推薦は、一般入試で国立を狙わされるⅡ類英進ではなく、評定平均を高くキープしやすいⅡ類進学コースのトップ層が手堅く勝ち取っていくケースが多い」という構図が存在します。国公立一般受験で勝負するなら英進、指定校推薦で早々に南山や関関同立の切符を掴みたいなら進学コースの上位キープという、戦略の分岐点が存在しているのです。