美しい目元を作るためには、正しいアタリの設計が欠かせません。イラスト初心者がバランスを崩さないための基準線づくりには、明確な比率の目安が存在します。
基本となるのは「目と目の間には、ちょうど目1個分の隙間が空く」という黄金比です。正面顔を描く場合、顔の中心線に対して左右均等に目の幅を取り、目の上下の高さ(アイラインの位置)を揃える水平ガイドを引きます。アオリやフカンの構図では、このガイド線が顔の丸みに沿った曲線へと変化します。
左右対称に目を描く最大のコツは、「左右を交互に少しずつ描き進める」ことです。右目の上まぶたを描いたらすぐに左目の上まぶたを描き、次に右目の瞳を描いたら左目の瞳を描くという手順を踏むことで、線の角度や大きさの差異に素早く気づくことができます。
デジタル作画環境であれば、制作途中でこまめにキャンバスを左右反転して歪みを確認する習慣をつけましょう。Clip Studio Paint(クリスタ)などのペイントソフトを活用している場合は、対称定規で左右の配置バランスを測ったり、片目を描いた後に複製・自由変形ツールで反対側の目の角度を微調整したりするアプローチも実用的です。