本作のミュージックビデオは、映画館のような空間で赤いワンピースを着たaikoが歌うシーンや、ピアノを弾き語る姿が印象的に構成されています。どこかノスタルジックで静謐な映像トーンは、歌詞が持つ温かさと、一抹の孤独感の両方を引き立てる演出です。
特に印象的な歌詞フレーズとして支持されているのが、「ふたりでいる時も ひとりの時も あなたを思ってる」という部分。相手と一緒にいる現在進行形の時間だけでなく、離れている孤独な時間すらも相手の存在で満たされているという感情の密度が、聴く人の胸を強く打ちます。言葉の一つひとつが日常言語でありながら、詩的な深みを帯びている点こそaikoマジックの真骨頂です。