現場スタッフからの信望が極めて厚いことも、彼女の大きな強みだ。激変の最中にある日本のエンターテインメント産業において、制作スケジュールのタイト化や現場環境の改革が進むなか、彼女のプロフェッショナリズムは映像制作業界全体でも模範と称されている。
「どんなに過酷な撮影現場でも、一度も集中を切らさない」「スタッフ一人ひとりの名前を覚え、現場の空気を瞬時に明るくする」——そう語る監督や照明技師の声は枚挙にいとまがない。作品のクオリティを高めるために監督と何時間もディスカッションを重ねる熱意と、カットがかかった瞬間に見せる飾らない気配り。その両輪があるからこそ、クリエイターたちは彼女のために新たな物語を書き下ろしたくなるのだ。