選挙の不正を白日の下に晒す上で、報道・マスメディアが果たす役割は極めて重い。新聞や通信社による地道な調査報道がきっかけとなり、検察が重い腰を上げて特捜捜査へ発展した事例は数多い。記者が夜回り取材で掴んだ領収書のコピーや証言テープが、巨大な権力構造に風穴を開けてきた。
政治の生々しいリアルを浮き彫りにした映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』が話題を呼んだように、選挙戦の舞台裏に潜む泥臭さと危うさは、いまや国民的な関心事だ。Yahoo!ニュースの速報やNHKプラスの見逃し配信を通じ、疑惑の追及が瞬く間に全国へ共有される現代において、不正を隠し通すことは不可能に近い。