農機具王の在庫を追いかける際、多くの買い手がつまずくのが「情報のタイムラグ」だ。同社は自社公式の在庫管理システムや店頭での直接対面販売に加え、Yahoo!オークションなどの外部プラットフォームを併用して在庫を循環させている。ここで知っておくべきは、ネット上に写真が掲載された時点で、すでに店頭で先行商談が入っているケースが珍しくないという現実だ。
「WEBに上がってから検討していては遅い」と話す常連の買い手たちは、近隣拠点のスタッフと直接パイプを築き、買取直後の「整備前ヤード」に置かれた段階で声をかけている。ネット検索だけに頼るユーザーと、地域の店舗に直接アプローチして入荷予定を握っているユーザーとの間には、手に入る情報の鮮度に決定的な差が生じている。