一般車との決定的な差異は、車両後部やルーフ周りの微小な異変に集約される。後方から追いついた際、最も注意深く観察すべきはリアガラスの質感と透過度だ。
多くの警察車両には、車内の視認を遮るため、あるいは特殊な無線機器やカメラの影を隠すために非常に濃いプライバシーフィルムが施工されている。しかし、単なる濃色ガラスとは異なり、光の反射角によって車内中央部に二方鏡やカメラレンズのシルエットが微かに浮かび上がることがある。さらに、ルーフ中央に配置された長方形の継ぎ目は、追跡時に突如として出現する反転式赤色灯の格納ハッチにほかならない。洗車直後のように異様なほど磨き上げられたボディと、リヤデフォッガー(曇り止め配線)のパターンに混じる不自然なアンテナラインを見逃してはならない。