一見すると「気合の入った不良少年たちの威嚇」に見えるこのプリクラですが、撮影に至った背景には中学生ならではのリアルで微笑ましい自衛策が隠されていました。この真相は、後に本人がメディアで明かしたことで大きな反響を呼んでいます。
当時、彼らが住んでいたのは神奈川県横浜市緑区のエリアでした。休日によく遊んでいた地元のゲームセンターや商業施設には、近隣で恐れられていた不良の先輩たちがたむろしており、顔を合わせるとカツアゲや理不尽な絡まれ方をされるリスクが常にありました。
そこで彼らは、「先輩たちに見つからず、安心してゲームセンター(当時の『セガ町田』など)で遊びたい」という切実な思いから、県境を越えた東京都町田市へ遊びに行く計画を立てます。しかし、中学生にとって電車賃の数百円はお小遣いを圧迫する貴重な財源です。ゲーム代を少しでも多く確保するため、彼らは片道約1時間半から2時間かけてママチャリを漕ぎ、町田まで遠征する決断を下しました。
過酷な坂道を乗り越え、無事に町田へ到着した彼らは、過酷な移動をやり切った達成感と高揚感に満ち溢れていました。その記念として立ち寄ったゲームセンターで撮影したのが、あの「チャリで来た。」だったのです。