2026年花火シーズンの最大の特徴の一つが、「有料観覧席の全面的な拡大とプラチナチケット化」でした。従来の「早い者勝ちで場所取りをする」スタイルから、安全確保と収益性を兼ね備えた有料予約制への転換が一気に加速しました。
その象徴となったのが長岡まつり大花火大会です。右岸・左岸の主要観覧エリアをすべて有料席とする方針を徹底した結果、チケットの抽選倍率は前年を大きく上回り、席種によっては推定倍率10倍〜20倍を超える激戦となりました。市民先行販売や一般抽選の当落発表日には、SNS上で悲喜こもごもの声が溢れ返りました。
また、都心で開催された神宮外苑花火大会の有料席も過熱。明治神宮外苑の神宮球場や秩父宮ラグビー場に設けられたアリーナ席・スタンド席は、人気アーティストのライブパフォーマンスが鑑賞できる付加価値も手伝い、発売開始と同時に即日完売を記録しました。安全かつ快適に花火を鑑賞するためなら、1席数千円〜数万円の出費を惜しまないという消費者の意識変化が如実に現れたシーズンとなりました。