Q1:ソメイヨシノに実が成ることがありますが、その種を植えたらソメイヨシノになりますか?
A1:いいえ、ソメイヨシノにはなりません。ソメイヨシノは自分の花粉では受粉しないため、実ができるとすれば近くにある別の桜(ヤマザクラやオオシマザクラなど)の花粉を受粉したことになります。その種から発芽した木は両方の特徴を引き継いだ「雑種」となり、ソメイヨシノのクローンではなくなります。
Q2:全国で植え替えが進むと、ソメイヨシノは将来日本から消えてしまうのでしょうか?
A2:完全に消滅するわけではありません。病気のリスクが高い場所や老木化で危険な木はジンダイアケボノなどへ転換されていますが、歴史的な名所や適切な樹木医の管理を受けられる公園では、治療や接ぎ木更新によってソメイヨシノの保全が続けられています。景観の多様化を図りながら共存していく形が模索されています。
Q3:なぜ一般の家庭ではソメイヨシノの栽培が難しいと言われるのですか?
A3:成長スピードが極めて速く、数十年で大木に育つため広い敷地が必要になること、また病害虫(てんぐ巣病やアメリカシロヒトリなど)がつきやすく定期的な薬剤散布や剪定管理が欠かせないためです。家庭用には樹高が抑えられる低木品種や病気に強い品種が推奨されます。