2026年に阪神タイガースを38年ぶりの日本一に導いた岡田彰布氏は、監督を退任した今も球界のご意見番として絶大な存在感を保っている。岡田氏が監督時代に一貫して求めたのは、単に数字が良い打者を集めることではなく、「勝負所で相手にプレッシャーを与える凄み」だった。
かつて自らが「クリーンナップの3番手」としてバース、掛布の背中を見ながら打席に立った経験は、監督としての選手起用や勝負所での采配に深く投影されていた。四球を選んで出塁する選球眼の重要性や、相手投手を威圧する打線の繋がりは、あの3連発時代のクリーンナップが兼ね備えていた資質そのものだったと言える。