5月のカレンダーを彩る2大イベントといえば、「端午の節句(こどもの日)」と「母の日」です。商業デザインや店頭演出では、この2大イベントのテーマカラーが街中を鮮やかに染め上げます。
端午の節句:邪気を払う「菖蒲色」「藍色」「真紅」
5月5日の端午の節句では、古来より厄除けや薬草として用いられた「菖蒲(しょうぶ)」にちなんだ紫色が中心となります。菖蒲は「尚武(武道を重んじること)」や「勝負」に通じることから、男児の健やかな成長と武運を祈る象徴となりました。鯉のぼりや五月人形に見られる力強い藍色(インディゴ)や真紅を組み合わせることで、伝統的で力強い日本男児の活力を表現します。
母の日:感謝と愛を注ぐ「赤」「カーネーションピンク」
5月第2日曜日の母の日は、アンナ・ジャービスが亡き母の追悼に白いカーネーションを贈った歴史から始まり、現在では「赤」や「ピンク」が絶対的なシンボルカラーとして定着しています。赤は「深い愛情・感謝」、淡いピンクは「温もり・母性」を想起させ、新緑のグリーンを背景に配置することでコントラストが際立ち、見る人の心を惹きつける高いアイキャッチ効果を生み出します。