視聴率調査の大手であるビデオリサーチが提示するデータは、近年その意味合いを大きく変えた。従来主流だった世帯単位のリアルタイム視聴率だけでドラマの真価を測ることは、もはや不可能に近い。
現代の生活様式において、リアルタイム視聴率は今まさにテレビの前に縛り付けられている人数を示すに過ぎない。対して、録画機器経由で7日以内に視聴された割合を示すタイムシフト視聴率は、作品への根強い支持層を顕著に映し出す。リアルタイムでは一桁台前半に低迷しながらも、タイムシフトを加算した総合視聴率では首位争いに躍り出る作品が相次ぐ背景には、こうした視聴行動の変化がある。