Q1:白樺派の作品で、初心者が最初に読むべき短編は何ですか?
A1:志賀直哉の『城の崎にて』、または武者小路実篤の『友情』が最適です。『城の崎にて』は15分程度で読める短い随筆的短編でありながら、蜂や鼠の死を通して生と死の平等性を静謐に描いた白樺派文学の最高傑作です。人間ドラマを楽しみたい場合は、恋と友情のすれ違いを直球で描いた『友情』が読みやすく、現代の青春小説としても楽しめます。
Q2:白樺派と「新感覚派(横光利一や川端康成)」はどう違うのですか?
A2:時代背景と表現手法が異なります。白樺派(1910年代の大正初期)が倫理的な人道主義や自我の成長といった「内面と思想」を重んじたのに対し、新感覚派(1920年代の大正末期〜昭和初期)は映画的手法や奇抜な比喩を用い、ヨーロッパの前衛芸術(ダダや表現主義)を取り入れた「言語感覚や文体そのものの革新」を目指しました。
Q3:我孫子の白樺派カレーは今でも食べることができますか?
A3:はい、現在も千葉県我孫子市内の複数の飲食店や手賀沼周辺のカフェで提供されています。「白樺派のカレー普及促進委員会」の公認店では、当時のレシピ通りに隠し味として味噌が使われており、レトルト製品としても販売されているため、お取り寄せで味わうことも可能です。
Q4:雑誌『白樺』はなぜ廃刊(終刊)になったのですか?
A4:1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災が直接的な引き金となりました。震災によって印刷所や版木、編集機能が壊滅的な打撃を受け、同年8月号(第14巻第8号、通巻160号)をもって事実上の終刊を余儀なくされました。また、作家各自の活動が円熟期に入り、個人としての創作活動へシフトしていたことも背景にあります。