視覚空間リソースを強制的に占有するアプローチは、トラウマの緩和にとどまらない。最新の認知療法では、過食、喫煙、アルコールへの渇望を断ち切る手段としても応用されている。人間が何かに強い欲求を感じるとき、脳内ではその対象の視覚的イメージが鮮明に浮かび上がっている。数分間ブロックの配置に意識を集中させるだけで、その誘惑のイメージを頭から追い出し、衝動の波をやり過ごすことができる。
スクリーンの前で過ごす時間を「単なる時間の浪費」と決めつける時代は終わった。脳が持つ適応のクセを理解し、適切に介入を行えば、ゲームはメンタルヘルスを保ち、集中力を研ぎ澄ますための強力なサプリメントになり得る。まぶたの裏に浮かぶ落ち物ブロックの残像は、私たちが自らの脳の可塑性をコントロールするための、最も身近な手がかりなのだ。 (出典: テトリス 効果(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る